| 毎年５月３１日はＷＨＯ（世界保健機関）が定めた世界禁煙デーです。タバ コの有害性を広く教え、禁煙の重要性を啓発する日です。久万高原町では 毎年世界禁煙デーには「タバコを止めましょう」と呼びかけています。日本 では喫煙のために毎年１２万人（世界では５００万人）が死んでいます。う つ病では３万人、交通事故では６千人といわれていますので、如何に大勢 の人がタバコの犠牲になっているかが分かります。 ２００５年２月２７日タバコ規制枠組み条約（ＦＣＴＣ）が発効されました。「到 達しうる最高水準の健康を享受することは、人種宗教政治信条経済的社 会的状況の違いに関わらず、すべての人間の基本的権利である」ことを定 めたＷＨＯの前文を根拠とし、「タバコの煙への暴露が健康、経済、および 環境に及ぼす破壊的な結果についての国際的懸念を反映し、タバコの需 要を減らし、タバコをなくしてゆくための有効で包括的なしくみ」として作ら れました。ＣＯ2削減のために京都議定書が作られたことは多くの人が知っ ているのに、このＦＣＴＣを知っている人は殆んどいません。タバコのパッケ ージには５０％以上の面積で警告写真を掲示することが決められています が、このことを取り決める会議に日本のタバコ業界が参加して妨害をした り、警告文書もあやふやな内容にさせました。日本では世界で行われてい る禁煙への取組みが殆んど紹介されていません。これは日本たばこ産業 （ＪＴ）の株の半分を国が所有しており、政治家とタバコ業界が強く絡み合っ ているからです。悲しいかな、日本国民はタバコに関しての正しい情報を 与えられていないのが現状です。とても先進国とは思えません。 「子どもの前ではタバコを吸わないようにしましょう」というのは間違いで す。戸を閉めた外で吸っても受動喫煙を防ぐことはできないのです。「家族 皆が禁煙しましょう」というのが正解です。 「世界禁煙デーin久万高原町」イベント開催のお知らせ 【無料禁煙相談】 ５月３１日 １１：００〜１４：００ 場所：ふれあいロード内ロビー 【禁煙啓発パネル展示】 ５月２５日〜３１日 場所：ふれあいロード、久万高原町役場本庁ロビー、やまなみ （共催：上浮穴郡医師会、久万高原町、久万ライオンズクラブ）  |