2008年9月 「おたふくかぜ」
久万高原町では保育園を中心におたふくかぜが小流行しています。 医学的には流行性耳下腺炎(りゅうこうせいじかせんえん、ムンプス)
といいます。
潜伏期間:14〜24日
耳下腺や顎下腺、舌下腺が腫れて痛がります。熱は出ないこともあります。
年令が小さいほど症状が目立たないことが多いようです(不顕性感染、
ふけんせいかんせん、罹っていても無症状ですむこと)。
片方しか腫れないこともあります。酸っぱいものを食べさせると余計に
痛がることがあります。風邪のように飛沫により感染します。
腫れる2日前から腫れている間はうつす可能性がありますので腫れが
引くまで保育園を休ませてください。通常4〜14日程で治りますが、
長引く場合もあるので日にちで決めないようにしましょう。
入浴は機嫌がよければかまいません。
熱が出て、頭を痛がり、嘔吐する場合は無菌性髄膜炎になっている
可能性があります。早めに受診しましょう。
今回のように園で流行している場合は十分な診察と経過観察により、
おたふくかぜと診断してもよいと思いますが、小児科で確認を受けてください。
みかわクリニック 豊田茂樹
狂言面おたふく
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