2006年9月「今年のインフルエンザ接種について」

            久万高原町の広報10月号15ページ「健康ひろば」に保健センターからの
            お知らせとして掲載されていますが、従来からの変更点や注意事項を補
            足します。

            まず、法定外(6ヶ月から65才未満)の人に対しては、今まで2回あった補
            助が1回になりました。また自己負担金も2倍の2,000円になりました。
            接種期間は10月15日から2月28日までとなりました。昨年は12月末までで
            したが、郡医師会の要望で2ヶ月延びました。小児は体調不良で期間内に
            接種できないことも多く、また昨年度のインフルエンザのように夏頃まで流
            行することも考えられますので、期間を延長しました。しかし、できるだけ
            12月上旬までに受けてください。高齢者(65才以上)の場合は12月末まで
            ですので、注意をしてください。

            2回が良いのか、1回で構わないのかという質問をよく受けますが、海外での
            報告では13才以上の小児は1回の接種でも構わないとされています。アメリ
            カでは8才以下は2回、9才以上は1回です。日本では小児に対する報告が
            なく、十分に検討されていないのが現状です。日本臨床内科医会の調査で
            15才以下では2回接種の方が効果的となっています。諸説あるでしょうが、
            中学生までは2回接種を受けたほうが良さそうです。また、1才未満の幼児
            対しては現在のインフルエンザワクチンでは効果が少ないという報告もあり
            す。ワクチンを接種しても1ヶ月程は免疫ができません。なるべく12月上旬ま
            に済ませましょう。免疫は約5ヶ月間持ちます。

                            〜〜まとめ〜〜
            法定外接種の補助(6ヶ月〜65才未満)2回→1回、高齢者(65才以上)は1回のまま
            法定外接種の自己負担金1,000→2,000円(2回目を希望する人は自由診療)
            高齢者の自己負担金1,000円
            接種期間 法定外10月15日〜2月28日(なるべく12月上旬までに)
                   高齢者10月15日〜12月31日
            高齢者は県内どこでも1,000円の自己負担で接種可能。法定外の人は町内
            医療機関でのみ補助が受けられます。