2007年9月 「子どもの事故は防げる」

              先ずは1才未満児に多い誤嚥事故について。その半数はタバコが原因です。
              タバコを食べても死ぬことはまずありませんが、ジュースの空き缶に入って
              いる溶けた液を飲み込むと危険な場合があります。高い所に置いておけば
              安心ということではなく、家庭内に喫煙者がいないことが大切です。
              少しの受動喫煙でも家族の健康を損ないます。タバコの他に、大人が飲む
              薬を誤嚥するとこれも危険です。毎年死亡する子どもがいます。
              チャイルドシートの着用について。愛媛県のチャイルドシートの着用率は28.0%
              (平成18年、全国平均は46.9%)で全国中ワースト3です。運転中でも運転席
              と助手席の間に立っている子どもをよくみます。またチャイルドシートを車のシー
              トに正しく装着できているのは約4分の1に過ぎません。
              事故は偶然起こるもの(アクシデント)ではなく、起こるべくして起こっている
              (傷害)のです。